Another Self Portrait (1969-1971): The Bootleg Series Vol. 10
またまたギタリストが変わったと思ったら、今度はリリース…
1インチ、ハーフインチ、2インチ…
というわけで、ブートレグ・シリーズvol.10の正式リリースがアナウンスされた。発売日は、8月27日(国内版はすぐにアナウンスがあるだろう)発売されるフォーマットは以下のとおり。
Standard Version(
Amazon US)
・2CD (35曲)
・ソフトカバー
・ブックレット
Deluxe Version(
Amazon US)
・4CD
・ハードカバーケース
・BOOK1 (ライナーノーツ)
・BOOK2(ジョン・コーエンとアル・クレイトンの写真)
※ボーナスディスク1、
Self Portrait の最新リマスター。ボーナスディスク2、
Dylan & The Band performing live at the Isle Of Wight in 1969 17曲の完全版
Vinyl Version(
Amazon US)
・3LP (35曲)
・ブックレット(12" x 12")
※ライナーノーツ(グリル・マーカス)エッセー(マイケル・シモンズ)写真(ジョン・コーエンとアル・クレイトン、オリジナル・テープボックスのキューシート)
収録されているのは主に
Self Portrait (1969)、
New Morning (1970) からのテイク。
ISISによれば、イギリスでは、デラックス版が2,500セット、LPが500セットの販売が予定されているそうだ。
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Dylan Digest- Breakin' News (ISIS)
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オフィシャル・リリース via ISIS (PDF)
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Bob Dylan Revisits 'Self Portrait' on Next Edition of Bootleg Series (RS)
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Review:Self Portrait by Greil Marcus 1970 (RS)
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オフィシャル・ストア
静止画多用でしかもHD。みなさんキャプしまくり…
CD 1
1 Went to See the Gypsy (demo)
2 In Search of Little Sadie (without overdubs, Self Portrait)
3 Pretty Saro (unreleased, Self Portrait)
4 Alberta #3 (alternate version, Self Portrait)
5 Spanish Is the Loving Tongue (unreleased, Self Portrait)
6 Annie's Going to Sing Her Song (unreleased, Self Portrait)
7 Time Passes Slowly #1 (alternate version, New Morning)
8 Only a Hobo (unreleased, Greatest Hits II)
9 Minstrel Boy (unreleased, The Basement Tapes)
10 I Threw It All Away (alternate version, Nashville Skyline)
11 Railroad Bill (unreleased, Self Portrait)
12 Thirsty Boots (unreleased, Self Portrait)
13 This Evening So Soon (unreleased, Self Portrait)
14 These Hands (unreleased, Self Portrait)
15 Little Sadie (without overdubs, Self Portrait)
16 House Carpenter (unreleased, Self Portrait)
17 All the Tired Horses (without overdubs, Self Portrait)
CD 2
1 If Not For You (alternate version, New Morning)
2 Wallflower (alternate version, 1971)
3 Wigwam (original version without overdubs, Self Portrait)
4 Days of '49 (original version without overdubs, Self Portrait)
5 Working on a Guru (unreleased, New Morning)
6 Country Pie (alternate version, Nashville Skyline)
7 I'll Be Your Baby Tonight (Live With the Band, Isle Of Wight 1969)
8 Highway 61 Revisited (Live With the Band, Isle Of Wight 1969)
9 Copper Kettle (without overdubs, Self Portrait)
10 Bring Me a Little Water (unreleased, New Morning)
11 Sign on the Window (with orchestral overdubs, New Morning)
12 Tattle O'Day (unreleased, Self Portrait)
13 If Dogs Run Free (alternate version, New Morning)
14 New Morning (with horn section overdubs, New Morning)
15 Went to See the Gypsy (alternate version, New Morning)
16 Belle Isle (without overdubs, Self Portrait)
17 Time Passes Slowly #2 (alternate version, New Morning)
18 When I Paint My Masterpiece (demo)
Self Portrait
1 All The Tired Horses
2 Alberta #1
3 I Forgot More Than You'll Ever Know
4 Days Of 49
5 Early Mornin' Rain
6 In Search Of Little Sadie
7 Let It Be Me
8 Little Sadie
9 Woogie Boogie
10 Belle Isle
11 Living The Blues
12 Like A Rolling Stone
13 Copper Kettle
14 Gotta Travel On
15 Blue Moon
16 The Boxer
17 The Mighty Quinn (Quinn, The Eskimo)
18 Take Me As I Am (Or Let Me Go)
19 Take A Message To Mary
20 It Hurts Me Too
21 Minstrel Boy
22 She Belongs To Me
23 Wigwam
24 Alberta No. 2
Bob Dylan & the Band at Isle of Wight - August 31st, 1969
1 She Belongs to Me
2 I Threw It All Away
3 Maggie's Farm
4 Wild Mountain Thyme
5 It Ain't Me, Babe
6 To Ramona
7 Mr. Tambourine Man
8 I Dreamed I Saw St. Augustine
9 Lay Lady Lay
10 Highway 61 Revisited
11 One Too Many Mornings
12 I Pity the Poor Immigrant
13 Like a Rolling Stone
14 I'll Be Your Baby Tonight
15 Quinn the Eskimo (The Mighty Quinn)
16 Minstrel Boy
17 Rainy Day Women #12 & 35
P.S.
今朝、チャーリーの代わりに現れたギタリストは、地元トロント出身のコリン・リンデン(
Colin Linden)。
トラ…てゆーかトラのトラですか?
10 コメント
中学一年からディランを聴き始めて現在56歳の私です。
初来日の武道館公演には3回通いました。
その初来日公演を一緒に見た兄は先月60歳で亡くなりました。
セルフポートレートはディランの作品の中で過小評価されていると私は思っています。
セルフポートレートの一曲一曲について思い入れがあります。
一曲一曲にコメントしたい気持ちもあります。
待ちすぎた私は疲れてしまいました。
40年以上待ち続けていました。
私はタワーレコードで四枚組のCDを買って繰り返し聴くと思います。
兄が聴くことができなかったディランを聴くことでしょう。
またコメントいたします。Jimi平山
今となっては、そうしたこと全てが愛しく感じます。
どうぞお兄様とご一緒にお聞きになってください。
大先輩のJimi平山さん、コメントありがとうございました。そしてまたのコメントをお待ちしております。
ディランファンの私にとりまして
こちらのサイトと巡り会えたことは宝箱と巡り会えたような驚きです。
毎日過去の記事の中から新たな発見をしております。
本当に素晴らしいサイトです。
これからも毎日楽しみに拝見させていただきます。
ありがとうございました。
ディランファンのJimi。
またコメントを頂けたらうれしいです。
ご存じだと思いますが
ジャズのキャノンボールアダレイの
♪サムシンエルスというアルバムがあります。
そのアルバムは黒地にタイトルと演奏者の名前だけのシンプルなジャケットです。
今回のセルフポートレートのジャケットを
こちらのブログで拝見して似ているなと
一人でニンマリしてしまいました。
こんなコメントですみません。
Jimi平山
こじつけみたいな話で申し訳ありませんが
このキャノンボールアダレイのCDの一曲目には
マイルスデイビスの名演奏の「枯葉」が収録去れいます。
「枯葉」は数年前にクラプトンもカヴァーしていますがイブモンタンの歌で有名です。
ディランは本心かはわかりませんがインタビューでオランピア劇場で見たイブモンタンのライブが過去に見たライブの中では最高だったと話しています。
マイルスデイビスは1969年にビッチズブリューというジャズロックのアルバムを発表しています。黒いサングラス、観客には背中を向けて演奏したりフォークロックの頃のディランの姿とかぶってしまいます。
ディランがキャノンボールアダレイのジャズの名盤を聞いたことがあるのかは知る由もありませんが・
マイルスデイビスの晩年のライブを見たことがあります。イエスマンバンドでバンドの連中は御大の指示を待っているように見えました。
マイルスが突然下手なオルガンを弾くと曲のテンポが変わったり・そのオルガンの音が現在のディランのハーモニカの役割のように聞こえてしまいます。もう一人イエスマンバンドを操っていたのはジェームスブラウンです。メイシオサックス吹いてくれと言うのは有名なフレーズでプリンスも使っています。
ディランのイエスマンバンドの中でGEスミスは多少好きにギターを弾いていたように見えました。
とりとめのない音楽の話をしてしまいました。
Jimi平山
バックバンドである以上、その殆どがイエスマン・バンドだと思います。バンマスの指示を待つのは当然だと思います。ディランもそのバンドをコントロールするのは当然だと思います。その手綱使いも時々に変化するでしょう。時にはバンドリーダーにその舵をゆだね、自分はその船に快適に乗っているというのもあるでしょう。ただここ最近のヒズバンドは、あまりにもこぢんまりしています、ダイナミックでもありません。以前はもっと弾いていました。最近はもう殆ど弾いていない。決まり切った演奏ばかりです。だから「最強のイエスマンバンド」だと言ったのです。マイルスがうつむきながらギロっと誰かを睨む時、ディランが誰かを睨む時、その睨みには大きな隔たりがあると思います。うまく言えませんが(笑)。
仰るとおりです。
私も最近のディランの公演からは驚きの部分が無くなっているように感じています。
セットリストを見ましても
なぜ?この曲を演奏しないの?と不思議な気持ちです。
チャーリーは神経質に曲毎にギターを変えて
ギターソロも短めで見ていてもっとバリバリ弾いてくれと何度も思いました。
マークノップラーは
ディランのそばにいて幸せを感じているのでしょう?
ステージの上のディランはとてもクールに見えます。
でもまだステージに立って歌っているのことは本当に奇跡です。
ディランファンで良かったです。
Jimi平山
きりが無いのでこの辺で止めますね。
Jimi平山さん、ありがとうございました。