2011年7月28日

コンサート・フォー・バングラデシュ40周年

2011年7月28日



1971年8月1日、ニューヨーク、マディソンスクエアーガーデンで開催されたベネフィット・コンサート。開催から40周年にあたるのを記念し7月30日、土曜日から8月1日、月曜日の72時間(アメリカ東部標準時だと思うが正確な事がちょっとわからない)「コンサート・フォー・バングラデシュ」の映像を "worldwide72-hour online event" としてフリーでストリーミングを行う。ストリーミングを行うサイトはiTunes、georgeharrison.comtheconcertforbangladesh.com




Carnegie Hall in New York City on Jan. 20, 1968. (Tribute to Woody Guthrie)



1966年から1971年までの5年間、ボブ・ディランが公式に行ったライブは1968年のカーネギーホール、ウディガスリーの追悼コンサートと1969年のワイト島の2回だけだった。そんなディランが「1万人を相手に一体どうすればいいんだ」とナーヴァスになっていたのも何となく理解出来る。当日は昼と夜の2回、公演が行われた。

ディランは昼の部は

・A Hard Rain's A-Gonna Fall
・Blowin' In The Wind
・It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry
・Love Minus Zero/No Limit
・Just Like A Woman

を演奏し夜の部では

・A Hard Rain's A-Gonna Fall
・It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry
・Blowin' In The Wind
・Mr. Tambourine Man
・Just Like A Woman

を演奏した。

リハーサルではジョージと一緒に「イフ・ノット・フォー・ユー」をやっているが本番では演奏しなかった。このことに関して和久井光司さんがこんな風に説明している。

「イフ・ノット・フォー・ユー」はジョージとのセッションから生れた曲。ディランの最新作『ニューモーニング』(70年)にも収録されているわけだから、ジョージにしてみたら当然の選曲というつもりだったはずなのに、ディランは明らかに気乗りしていない。「これは違うだろう?」という顔をしながら、なんとかジョージに合わせている、といった印象である。昼の部で「ラブ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」を歌ったのも曲調が「イフ・ノット・フォー・ユー」と似ているこの曲で逃げた感じでディランは明らかに煮え切らない表情をしているのだ。

おそらくディランは、コンサートの主旨と自分の歌をだぶらせていたのでは無いだろうか。だから肯定的なラブ・ソングを歌う気には慣れなかった。(レコード・コレクターズ/2005年12月号『ボブ・ディランの"70年代"はこのイヴェント出演から始った』和久井光司)



If Not For You Rehearsal



Love Minus Zero/No Limit

ジョージはちょとすねてる?

「激しい雨が降る」の時、4拍子でホゲホゲーってタンバリンを叩いてた。1回目のショーが終ってホテルに戻り2回目のショーのために戻って来た、で、ボブのセットだ。1回目と同じように叩こうとしたらなんか凄く変な感じがしたんだ。それでよく見たら・・・げっ、ワルツ(3拍子)じゃんか.....byリンゴ。 「1万人を前にどうすればいい?」とナーヴァスになっていたディランも「女の如く」を歌う頃には完全にいつものディランに戻っている。↓




Concert For Bangladesh Revisited 1
Concert For Bangladesh Revisited 2
Concert For Bangladesh Revisited 3




映像を見てるとレオン・ラッセルの後ろに何処かで見たようなハゲが目に入ってきた。



ああ、たぶん、写真家のバリー・ファインスタインだ。ジョエル(ギルバート)が撮った彼のドキュメンタリーで何か言ってたのを思い出した。



コンサートにはカメラマンとして参加した。ジョージ・ハリスンの希望でモノクロじゃなくカラーで撮った。僕はパンフの写真などを担当したんだ。開演前にボブと言葉を交した。「僕が出演していいのかな」とボブが言うんだ。「当然だ」と答えたら「本当にいいのか」とまた聞きかえすんだよ。彼は僕のウエスタンシャツを欲しそうな顔で見てたのであげようとした。彼は遠慮してたが結局は受取った。お返しにカウボーイハットをくれたんだ。

ディランは例えば、「バングラデッシュの事などたいして知りもしない自分がこんなコンサートに出演してよいのだろうか」などと思っていたのかもしれない。

バングラデッシュから約20年後の1992年10月16日。今度はディランのためにがジョージがM.S.G.にやって来る。

BobDylan 30th Anniversary



そしてジョージは、当然のように「イフ・ノット・フォー・ユー」を演奏する。本当に真っ直ぐな男だとつくづく思う。



George Harrison / If Not For You


そして10年後、2002年11月13日、思い出深いこのM.S.G.でディランは、最後の21曲目に「サムシング」を歌った。

Something
Thank you. There's a tribute coming, I guess it's the next week or the week after, it's over in England, for George Harrison and - lot's of people - I'm not sure who. But we can't make it. I just want to do this song - for George because we were such good buddies.

ディランは2009年にリヴァプールでも「サムシング」を歌っている。

マーティン・スコセッシが作ったドキュメンタリー「GEORGEHARRISON: LIVING IN THE MATERIALWORLD」はアメリカHBOで10月5日と6日の二日にわけて放送が決定している。10月10日にイギリスでDVDやブルーレイなどの発売が予定されている。 また同名の本(著者はオリビア・ハリスン)も9月に発売が予定されている。









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