ボブ・ディラン邸の素晴しい香り



マリブのセレブを隣人に持つ生活というのは、想像しただけでも甘くゴージャスな香りが漂いそうだ。その隣人がボブ・ディランだったらどうだろう・・・その答は、友よ、風に舞っている。



ボブ・ディラン邸の簡易トイレを巡って、ディランは隣人から厄介な告発を受けている。ディラン邸の敷地内にある簡易トイレから、夜間、海風に乗って悪臭が漂ってきていると住民が苦情を訴えている。そのせいで風下の家族は、健康を害しベッドルームの変更を余儀なくされたとして半年前にトイレの移動を訴えたが、ディランをそれを無視した。

トイレの真後ろに住むデビッド・エミンガーさん
「これは、スキャンダルだ。Mr. 市民権が我々の市民権を犯している」
とかなり怒ってる模様。

エミンガーさんと彼の妻は、工場で使うような大きなファンを5つも使って臭いを吹飛ばそうとしたが効果は無かった。

ディランは20年以上ブルーウオーター通りに住んでいるのに、隣人の問い合せに返事をしていない。またニューヨークの彼の弁護士も何もコメントしていない。マリブの職員は、訴えを調査している段階なので、これまた今は何も言えないらしい。

「臭いは9月頃から始まりました。前庭に入ったら吐き気を催て・・・最初は臭いがどこからやってきたのか判りませんでした」(シンディー・エミンガーさん)8歳の息子デイビッド・ジュニアは胸が悪くなり、彼女も病気になった。

「息子も私もアレルギーを持っていて化学物質に敏感です。彼らが簡易トイレを私の家の正面玄関の真ん前に移動させた時、私はやっと気づいたのです。臭いはそこからやってきたと」



彼女は夫に連絡した。彼女の夫は国際債券のトレーダーの仕事をしていて、この時は東海岸に居た。夫はマリブの職員に連絡するようシンディーに言った。

1月、市の条例執行機関の職員が調査のためにディラン邸を訪れたが、セキュリティーに追返された。セキュリティーは不法侵入で市を訴えると言ったようだ。

24時間体制で監視しているセキュリティーの詰所で簡易トイレが使用されている。

マリブの市政管理官 ジム・トーセン氏は、辺りを1時間ドライブしたが、臭いもポータブル・トイレも見つける事が出来なかった。



シンディーさんは「霧が深いときは、いっそう酷くなります。5つのファンを回しても、臭いは無くなりません。2階の部屋はもう使えないので今は1階で寝ています」と語った。



Bob Dylan's neighbors sing outhouse blues (L.A Times:March 17, 2009)

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