Photograph
October 7, 2016 Indio, California Empire Polo Club
今回は既にご存じと思うが、ヴァラエティに富む曲目となった。それがいつもの突然曲目変更病なのか、営業、イヴェント用なのかはわからない。
前回のサマーツアーから再びディランのヴェロニカ製ギターアンプを目撃するようになったが、今回は音だしでギターを弾いてるのが目撃された。またギターは本番でもステージに置かれていた。まぁギター、ギターと騒ぐのは日本人ばかりで、彼らは外見はクールだ(笑)。
MTV Unpluggedの話が来たとき、ディランは古いフォークソングをアコースティックでやりたいと思った。そのことをレコード会社の人間に言うと「それは出来ない。曖昧すぎる」と言われた。じゃあ曖昧じゃないものって何だ?と問うと彼らは「Knockin' on Heaven's Door」と答えた。ディランはUnpluggedをやり直したいと言っていた。昨日のディランは、レコード会社に言われたその曲目を自ら選び、しかもそれを心から楽しんでるように見えた。来週Knockin' on Heaven's Door演ったら笑うな。
巨大なデジタルディスプレイに映し出されるイメージ動画、今回はディランのステージを大いに助けている。あの巨大なステージにいつものライヴハウススタイルの演出では絶対に持たない。ディラン達の映像がモノクロなのもそのためかもしれないが…また出演が初日で対バン相手がストーンズというのも良かったと思う。
最初ステージバックの黒い部分は、幕か何かかと思ったが大間違い。あれが全て電子素子(笑)。デジタルディスプレイ。
久々にきいたミスター・ジョーンズが実は若い頃と同じ歌い方をしてる事に気づいたのは新たな収穫だった。Don’t Thinkは感傷的なアレンジかと思いきや後半は軽快になる。明るくも暗くもない、まさにブルース(笑)ウソ。だからそうやってどんどんステューイーにアコギ弾かして歌えばいいのに。Love Sickは、チャーリーのギターも艶めかしくなり良くなった。Highway 61…ジョニー・ウインターぽい。High Water、チャーリーのリフが強力、ギターがやっとまともに歪みだした(笑)。全体にアレンジが素晴らしく向上している。High Waterの時、最前列の警備らしき人達が一斉に客席側に動き出し不気味だった。It’s All Over Now, Baby Blueの時はしきりに後ろを振り返っていた恐らくモニター(ミキサー)に何かをアピールしていたのだろう。Early Roman Kingsでも歌の頭を飛ばしそうになるくらい振り返っていた。 Simple Twist Of Fate 、イントロで急いで帽子かぶっててわろた。
オープニングは、下の動画から推測すると、ディランの若い頃の映像が流れそのまま演奏に入っていくという驚くべき流れなのかと思うが、正確なところわからない。
初日の観客は6万5千とか7万5千とか言われている。あと、モニターの調子が良くなかったようだが…石を置いてる日は機嫌がいいんだよ(笑)。多くなるので動画は、次のエントリーにまとめる。因みにポールが見に来ていたそうだ。
Paul McCartney right behind me watching Bob Dylan singing Desolation Row. #DesertTrip— Ed Masley (@EdMasley) 2016年10月8日
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