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汚い変態はあっちへ行け
スコットランドのバンド、テキサスのリード・ヴォーカル、シャーリーン・スピテリ (Sharleen Spiteri) がテレグラフのインタビューで、ディランのことを窓から部屋を覗いてる変態と勘違いしたと、頬を赤らめながら語った。
それは、90年代が始まった頃の出来事。スイスのローザンヌ・フェスティヴァル (Lausanne Festival) に出演していたテキサス、そのフェスティヴァルにはディランやプリテンダーズと共にクリッシー・ハインドも出演していた。
スピテリはギタリストのアーリー・マッカーレイン (Ally McErlaine) と一緒に楽屋でくつろいでいた。
スピテリ:ずーと雨だった。外は、もやっていて蒸し暑かった。わたしはソファーに横たわって窓から外を眺めていた。すると突然まどの外に亡霊みたいな男が現れた。ギターを弾いていたアーリーのところへ行き「どっかの変態が窓から覗いてるかも?」て言った。その影はフードのファスナーを一番うえまで上げきっていてすっぽりとフードを被り、部屋を覗いてるようだった。私は窓まで行き、その男に「あっちに行け」とか、いくつかのスコットランドの言葉を浴びせた。そして気がついた。それがボブ・ディランだってことに。
スピテリは当時ディランの息子ジェイコブとよくデートをする間柄だったようで…
スピテリ:その後、ジェイクに電話をしないといけなかったからほんとうに恥ずかしかった。それで、ジェイクに「今、あなたのお父さんにあっちに行けと言ってしまった」ところだと電話で言った。おかしな事だった。
ちなみに、スピテリはあっちに行けと言いながらその他におそらく、fuck off ! (うせろ)やdirty pervert !(汚い変態)などという言葉をディランに浴びせた模様だ。
夜遅くに、クリッシー・ハインドはスピテリを連れてディランに会いに行った。
スピテリ:彼はそのことには全く触れず、向こうで話してた。そして私の方に振り返って私が窓から叫んだことを繰り返して言った。私の生涯でこれほど恥ずかしい事は無かったけれど、ディランも面白がってるようだった。彼はユーモアに対してdirty senseを持っている
▼Sharleen Spiteri: 'I told Bob Dylan to sling his hook' (Telegraph)
またまた雨の日にフードを被ってうろちょろして変態扱いされるディラン。(ていうか、今回の方がずっと古いのだが…)そしてまた何でそんなところに居たのかは知らないが、スピテリは、ジェイコブとデートをしてる時に何度もディランに会っていたようだ。なのでディランは彼女の楽屋を訪ねようとしたのかもしれない。それならば普通にドアをノックすればいいのに…
まぁこれでディラン変態伝説に新たな1ページが加わったことはうれしい限りだ。それにしても、「きったない変態、どっか行け!」と叫ばれて、面食らってるディランを想像したらおもろいな(笑)。
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