Where's Bobby Dylan?


We Are The World 30th Anniversary (March 7, 1985)



ソロの録音が終わった午前5時頃、今度はスーパースター達のコーラスを録る時間だ「ボビー・ディランはどこだ?」クインシー・ジョーンズが言った。「ボビーはここにしよう」





日本語訳付き

クインシーまでもが"There's a choice we're making…"とディランの真似をして歌おうとしている。クインシーはディランに"Half singing, half talking"と指示し、「転調するんだ」とも言ってる。ディランは誰かが歌ったテープは無いのか? と訊いている。








ライオネル・リッチー:私たちはそこに座ってボブ・ディランのパートをやっていた。そしてボブが「どう歌ってほしい?」と私とマイケルに助言を求めてきた。私達はみんなお互いの顔を見合わせて「何?」って感じだった。彼は「どう歌ってほしい?」と言った。スティーヴィーがディランの歌い方を真似してボブの声で"There’s a choice we’re making…"と歌った。ボブは「OK、わかった(I got it!)」と言った。からかってる???  スティーヴィーが見せてあげないといけなかったんだ!! スティーヴィーがレイ・チャールズにトイレの場所を教えてるようだった。おかしかったよ。「レイ、それがある所を教えてあげるから、ついておいで」みたいな。そしてスティーヴがレイの手をとってホールに降りていった。私たちは「いったい何を見たのか」を考え続けた。






スティーヴィー・ワンダー:基本的に彼に言った事は「あなたを愛し尊敬している。もっともっとリラックスしようよ」ていうことだけだ。彼は素晴らしい仕事をしていたのでそう言った。彼に見せたのはミニスター・ポエット(minister poet)みたいなもの、とてもユニークだ…(と言ってディランの真似をして歌う)




2:00
ディラン:(音が止まったので)どうした?
クインシー:ボビー、そんな感じでマイクの右側に立ってくれ、ビューティフル。コーラスと一緒に歌うののもいいね。そんな感じで1回だけオクータヴやるのも、ビューティフルだ。
ディラン:(譜面を指さして)ここから直ぐに僕が出る?
クインシー:そう、you and meの後、でもwe are the childrenとコーラスと一緒に歌ったところも良かったよ。(マイクを指さして)もう少し近づいて。
ディラン:OK
クインシー:ビューティフル

7:31
ディラン:もっと良くやれる

8:14
ライオネル:ファンタスティック
ディラン:まるで話にならない



コーラスの録音



マイケルのソロの録音



Lionel Richie Interview (ENTERTAINMENT WEEKLY)
'We Are the World': A Minute-by-Minute Breakdown on Its 30th Anniversary (RS)
Bob Dylan Rehearses ‘We Are the World’(Grantland)





2012年7月8日、Montreux Jazz Festival、78歳のクインシー・ジョーンズの紹介でディランのライヴは始まった。相変わらずボビーと呼んでいる。



2006


2015






















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