文字通り些細なニュース
■ 2014 Jeep® Cherokee "Built Free" OFFICIAL COMMERCIAL
チェロキーのCMにディランの
Motherless Children が使われた。1962年、ガスライトのライブヴァージョンで
The 50th Anniversary Collection に収録されているものだ。
どうも最近はマニアックなものが使われるようだ。
それにしてもチェロキー…変わったなぁ…
▼
Rare Bob Dylan recording used in new Jeep commercia (Bob Dylan Examiner)
■ ディランは相手にしてくれなかった
マイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェームズが、ディランとのツアーについて語っている。
ジム・ジェームズ: ツアー全体のコンセプトは、スーパー・コラボレイティヴだったと思う。夜中の2時にディランとキャンプファイアーを囲んで、「明日は欲望を全部カバーするぞ」みたいなのを期待していた。みんなそんな事を思い描いていた。
ツアーが始まってそう長く無い頃、彼は現実を思い知った
ジム・ジェームズ: 自分たちの周りにボブは全然居なかった。彼はただの1度も彼と話さなかったし、気にもしていないようだった。何故だかわからいが…。
ツアーが始まって3週間が経った頃、ディランのセットの終盤に出演してほしいという希望がディランからが届いた。ジムやウィルコのジェフ…他の誰一人として、未だにディランと話すらしていなかった。そしてリハーサルも無かった。
ジム・ジェームズ: どの部分を歌うかとか、そうした事はベースのトニーとやり取りをした。「ボブがEフラットで演りたいと言ってる」て僕らが入る1分前に言うんだ。それは本当にクールだ。孫に話してやるネタが出来たよ … ツアーは凄く名誉なことだったし消して忘れる事は無いだろう。
※どーやら、ディランがキャンプファイアーが嫌いなことを知らなかったようだ(笑)。
▼
Jim James on Touring With Bob Dylan: 'He Does Not Hang' (RS)
■ T-ボーン・バーネットとベースメント・テープス
最近みつかった、1967年のベースメント・テープス時に書かれたディランの詩。ディランはその詩をT-ボーンに託した。T-ボーンは来年早々にもメンバーを決めてその曲を完成させる予定だ。またこの歴史的コラボレーションは、サム・ジョーンズによってドキュメンタリー・フィルムも製作されるようだ。ついでに本にもなるらしい。
※サム・ジョーンズはRS誌でディランを撮った写真家。ウィルコの素晴らしいドキュメンタリーなど映像作品も制作している。
YouTube で100万回以上も見られているトム・ペティのMVなども撮っている。
▼
Tom Petty Videos (Sam Jones)
▼
The Basement Tapes…Continued
■ ロビー・ロバートソンのCDブック
ロビー・ロバートソンが子供向けCDブックを仲間と共に出版した。本はロビーの息子、セバスチャンの経験がアイデアになっている。
Billy and Mojo の発展型。セバスチャンの他に長年のマネージャー
Jared Levine と音楽仲間の
Jim Guerinot も制作に関わっている。27組のアーティストがフィーチャーされ、付属の2枚組CDには、その27組のアーティストの曲が1曲づつ収めらており、大判の本には素晴らしいイラストが描かれている。
→
ロビー・ロバートソンの新譜
Robbie Robertson, if you liked "Wheat Belly Cookbook" (Podcast: CBC Radio November 11, 2013)
▼
Legends, Icons & Rebels (オフィシャル)
▼
Robbie Robertson and the Music That Changed the World (CBC)
■ ホテルの野望
イギリス、ウェールズの
Corran Resort and Spa hotel は、ディラン・トマス生誕100年(DT 100) 記念の一環として来年、大規模な音楽、美術、文学フェスティバルを開催するという野望を抱いているようだ。
フェスティバルにはディランやロビー・ウィリアムスなどの出演を希望しているようで、既にライブ・ネーションと協議に入ったということらしい。
ディラン・トマス生誕100年は、今年だったわけだが…まぁ来年まで引っ張るわけだ…それで相変わらずディランは諦めないぞという事らしい…
▼
Ambitious plans to bring Bob Dylan and Robbie Williams to Dylan Thomas festival (Wales Online)
■ ボブが怒ってませんように…
ロス・ロボスのデイヴィッド・ヒダルゴは
Tempest のレコーディング以来、ディランが話をしてくれない事を気にしているようだ。どうやらそれは、レコーディングの事を漏らした事が原因らしいと…。
ヒダルゴ: 色んなところで何かについて話すよ。でもその話を誰かが聞いたなんてわからない。秘密を漏らした事でボブが怒ってないことを願うよ。
秘密を漏らした事になってる
ヒダルゴ: そうなんだ。それ以来、暇なときでも連絡がこない。
→
マリアッチ、タコス、チカノ
そうかこれは、盗み聞きされていたのか、でもあちこちで色々と話はしてたんだ(笑)。
▼
David Hidalgo interview: “I hope I didn’t piss off Bob Dylan” (Big Issue)
■ コピーさせたらん
ハリー・ディーン・スタントンが、プライヴェートでディランと歌を録音したと言っている。映画
Pat Garrett and Billy the Kid で知り合った二人はとても親しくなり、ある日二人でメキシカン・ソングを録音したそうだ。ディランはそのコピーをくれと言ったそうだが、ハリーはそれを断った。
ハリー: そんな厄介になりそうな事はしない。絶対に公開しない。でも聞くのは確かに好きだ。
"Dylan and I got to be very close. We recorded together one time. It was a Mexican song. He offered me a copy of the tape and I said no. Shot myself in the foot. It's never seen the light of day. I'd sure love to hear it."
▼
Harry Dean Stanton: 'Life? It's one big phantasmagoria' (Guardian)
■ 遂にDVDか?…
シネイド・オコーナーが、ディランの
30th Anniversary の件でソニーからコンタクトを受けたと自身のウエブに興奮気味に書いている。
彼女によれば、来年の3月か4月に
30th AnniversaryのCD 、
DVD 、ブルーレイのリイシューのリリースが予定されているという。CDにはボーナス・トラックも含まれている。
それで大興奮している彼女は、そのあとはたまたディランについて書きまくっている(笑)。ていうか、またやらかしてる? 袋から猫を出して大丈夫? ソニーやらディランの機嫌が悪くならない?
▼
3. Copyright Sinead O’Connor
▼
Bob Dylan 30th anniversary show with George Harrison coming to DVD, singer says (Examiner)
■ マウロ・パガーニがディランファンだったとは…
最後は超個人的な興味から(笑)。生涯で1番のアルバムは何かと訊ねられたマウロ・パガーニ。
パガーニ: 決めるのは難しい。少なくとも、ビートルズのアルバム5枚はその中に含まれる。大好きだし鍵になったものだ。しかし1枚だけ選べと言うなら疑うこと無くボブ・ディランの
Highway 61 Revisited を選ぶだろう。理由は単純だ。それは、音楽の未来を理解させてくれた。初めて聞いたときに気づいた。音楽に境界はない。その時、私たちアヴァンギャルドであるべきだと信じていた。ある部分でそれは正しい。それで1回じゃなく、
Highway 61 Revisited を1000回聞いて気がついた。その時点でやり終えてる事に安住せず、先に進むべきだと。
▼
Mauro Pagani: quando Dylan mi spinse oltre ogni confine (la Repubblica)
0 コメント