雑感


写真とか




今回、テンペストの中で使われた写真は2枚だけだった。撮ったのは、John Shearerという写真家だ。






ジャケット背面のコルベットに乗ってるボブ・ディランを撮ったのはウイリアム・クラクストン。




テンペストのジャケットが最初に公開された時、そのロゴがポンティアック・テンペストのロゴに似ていると言われた。




そしてディランがコルベットに乗る姿が現れた、これは何を意味するのだと…


クラクストンは巨匠中の巨匠ともいうべき写真家だった。数え切れないジャズ・アーティストの写真を撮り、彼の写真は「レコード・ジャケットをアートにした」とまでいわれるほどだった。チェット・ベイカーやスティーブ・マックイーンと親交を深め、奥さんは、あのペギー・モフィット

クラクストンがディランの写真を撮ったのは「モダンタイムズ(2006)」の時。当時ディランは、65歳、クラクストンが78歳だった。「78歳が65歳を撮る」とはどのような光景だったのだろうか。とても興味深い。

クラクストンはディランを撮った2年後、80歳でこの世を去った。今回使用されたのは、ディランの思いのようなものがあっての事なのだろうか…

ディランが振り返っている上の写真を見てると、ポンティアック・テンペストのロゴより、クラクストンが撮ったマックイーンの超有名な写真を思い出さずにはいられない。






2001年9月11日は、アルバム「Love and Theft」の発売日だった。そのことを強烈に覚えている人も多いだろう。右翼のボブことSean Curnynも「ニューヨークに住んでいたので手に入れる事が出来なかった」と言ってるISISでテンペスト・レヴューを書いているJeff Dailyも当時の事を詳しく書いている

その9.11でボツになった、ケン・リーガンの写真。アリゾナの丘で真っ白いスーツを着たディランの写真。それは多分これだ。
Love And Theft & miscellaneous 2001 photos (DylanStubs.com)




この時の写真は「Tell Tale Signs」(そういう意味ではぴったりな写真かもしれない)にも使われている。

ノートリぽい全景の写真はこれしかしらない。




ギターを持った写真は「Acoustic Guitar World (2006)」にも使用されたようだ。




February 2006 Acoustic Guitar World
Bob Dylan Shares His Songwriting Secrets

こういうページを発見するたびにディラン・ファンの凄さを思いしらされ続ける。

ケン・リーガン


最後に金曜日に発売されるRolling Stone







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