ボブ・ディランとロバート・デ・ニーロ



1976年、ロキシー(ハリウッド)








この写真のことは昨日のことのように憶えている。1976年の秋、ロニー・ブレイクリーのロキシーでのコンサートに招待されたときのものだ。突然ボブ・ディランがバックステージに現れた。彼はロックンロール界のハワード・ヒューズのようなもの。街で見かける事など有り得なかったし、写真も珍しかった。なのでいわゆる「市場」では人気が高かった。もし彼に合うことがあったとしても彼はポーズを取ることもサングラスをはずすことも決して無いだろう。

デニーロはその頃ちょうど「タクシードライバー」で出てきた新人の俳優だった。下の階で群衆にまぎれていた。ボブ・ディランはどーしても彼と写真を撮りたいと言ってサリー・カークランドを呼びに行かせた。デニーロは最初、その話を信じなかった。この写真は私が初めてディランに会いそしてリラックスして撮れた時の物だ。その時はカメラをぶらさげてうろちょろしてる幸運な子供に過ぎなかった。この夜のような素晴しい出来事が今起ってくれたらいいのに......




PS この写真はブラッド・エルターマンが20歳の頃に撮った物

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