FOLKSINGER'S CHOICE



既にご存じだと思うが、ディランがファースト・アルバム リリース前に出演したラジオ番組のライブ盤が発売される。レーベルはイギリスのChrome Dreamsというところ。


以下に解説がある。
FOLKSINGER'S CHOICE(disk union)


7月27日、発売予定だ。

Bob Dylan - Folk Singer's Choice(Chrome Dreams)


1 
(I Heard That) Lonesome Whistle (Hank Williams /Jimmy Davies)
2 
Fixin' To Die (Bukka White)
3 
Smokestack Lightning (Burnett)
4 
Hard Travelin' (Woody Guthrie)
5 
The Death Of Emmett Till (Dylan)
6 
Standing On The Highway (Dylan)
7 
Roll On, John (trad., arr. Bob Dylan)
8 
Stealin', Stealin' (trad., arr. Memphis Jug Band)
9 
Makes a Long Time Man Feel Bad (trad.)
10 
Baby Please Don't Go (Big Joe Williams)
11 
Hard Times In New York Town (Dylan)


この音源は海賊版で広く出回っているしネットにもゴロゴロ転がっているが、価格も¥1,400ということなので興味のある方は購入されてみてはいかがだろうか。






放送ではシンシア・グッディングのインタビューもあったが、それは収録されていないようだ。このインタビューは2005年に発売されたThe Bob Dylan Scrapbook, 1956-1966のCDに収められている。内容はExpecting Rainにある。

シンシア・グッディング




ジャケットはイエロードッグ盤を意識したのか1962年、"Freewheelin"のレコーディング風景。





この写真は、ロックのスミソニアンと呼ばれたマイケル・オクスが所有していた物。マイケル・オクスはフィル・オクスの弟でマネージャーだった。趣味で集めていた写真は最終的には300万枚以上になった。その膨大なコレクションは2007年、ゲッティーに売却された。

Michael Ochs Archives(Getty Images)
They Had Faces Then: An Archive Keeps Stars Ever Young(NYT)


1973年9月11日に起ったチリのクーデターに憤慨したフィル・オクスは、チリの人達を支援するために"Friends of Chile"というベネフィット・コンサートを企画した。が、チケットが売れず、コンサートがキャンセルになりそうになる。間際になって急遽ディランが参加することに同意、そのことがアナウンスされると瞬く間にチケットはソールドアウトとなった。コンサートにはアーロ・ガスリー、ピート・シガー、デイヴ・ヴァン・ロンク、マイク・ラブ&デニス・ウイルソン、メラニーそしてデニス・ホッパーが出演した。




ライブが終った後にフィル・オクスとディランは、ナイトクラブのような小さな所でジョイント・ライブが出来ないかを話合った。結局この話しは実現しなかったが、この時のアイデアがローリングサンダーレビューに発展したという人もいる。









このライブ......最後は酔っぱらいの宴会...ああ最初からか。

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