2014年1月7日

2013 tour anatomised

2014年1月7日


Tempest songs blow away the ’60s classics




「後半のステージ、ディランが何を演奏するのかわかるぜ。プリントアウトしたやつをポケットに持ってるんだ、見ろよ!」

最新号のイギリス、UNCUTInstant Karma!にディランのセットリストについての記事が掲載されている。

…最近のディランは、毎夜毎夜おなじ曲を同じ順番で演奏している。上辺だけの観測者にはたいした事では無いかもしれないが、これは特別なケースだ。過去20年に渡り、彼は自身の曲、また時には他人の曲を織り交ぜながら、異なったセットをショーごとに行ってきた。しかし彼はイギリスでの9日間、2つの変更があったものの同じ19曲を演り続けた…

…ローマでは何かが起こっていた。でも一体何が --- 理由の一つが、ボックスセット発売に合わせ、話題性を高めるのにショーケースのようなセットリストにしたというもの(販促のため)、もっと興味をそそる別の見方としては、ディラン自身が望めばいつでも色んな曲が演奏出来るんだぞという事を示すためのデモンストレーションだと言うものだ…

…ロンドンの初日に歌ったRoll on Johnは歌詞が変更されていたが、より顕著だったことはペダルスティールが歌を包み、ディランのピアノがレコードよりも生き生きとそして暖かく聞こえた。

ディランはかつてthat thin, wild mercury soundを追いかけた。2013年のサウンドは重く、より高品質だったが同様に不安定だ。彼は、毎夜毎夜同じ事を演った、そしてそんな何か新しいことをやってる彼を見るのが好きだ。再び。


ここ数年ディランは、ステージの照明に「影」を使ってきた。自分たちのシルエットをホリゾントに投影し映像と組み合わせたこともあった。










その影がどんどん大きくなってついにはステージを包んでしまった…と思うほどにディランのステージは暗くなった。影はホリゾントではなくステージ上に投影され、やや客席側に振られていた(映画撮影)スタジオタイプの照明はフォールツアーでは角度がつけられステージ上の人物ではなく「場(スペース)」を照らすようになった。

照明がフェードインしてくるとよくわかる。照明が照らしてるのは人ではない。面白いのは、ディランには照明が当たらず誰もいないセンターマイクに照明が当たっている事だ。普通ならセンターの照明は消えていてディランが移動すれば点く。センターは最初から点きっぱなしなので誰もいないマイクだけが浮かび上がり不気味だ。あげく、ディランがそのマイクにつても照明が殆ど変化しない。なのでセンターを照らしている照明が今度は逆光になりディランはシルエットになる。そしてステージに影を作る。




せっかくステージが明るくなっているのにバンドは逆光で見事にシルエットになる。面白い。




「こんなのありか?」と目を疑うが、ディランなら「あり」なのだ。



ある意味究極とも言えるこのライティングを個人的には一番気に入っている。こんなシブい照明を出来るのはディラン以外にない。まぁ他のアーティストがこんな照明でライブを演ったら金返せって暴動になるだろう、何故こんなに暗くするのかは知らないが、多分、暗闇で吠えながら、調子はずれのピアノをガンガン弾いて客を怖がらせようとしているに違いない。



曲目はたしかに固定したが、曲自体は相変わらず細かく変化している。Early Roman Kingsのビート、やさしく、吠えなくなったTangled Up In Blue 日によってタイコの入りが違う Love Sick、いまや強烈なダンスナンバーになった Duquesne Whistle。そして誰もが驚いた All Along The Watchtowerのエンディング。必殺仕事人か任侠映画が始まるのかと思わせる刹那的ギターで始まるオープニングから Things Have Changed へと流れ込む怒濤の瞬間。

常に緊張感を作りだしバンドにもそれを強いる。上手く行くときもあれば、失速するときもある。

「ショーではなくライヴバンドを体験するためにここにいる」ドーズ(Dawes)の、テイラー・ゴールドスミスは言った。

2014年、ディランはどのような姿を見せるのか?
全世界が注目している



2013年、ディランが歌った曲と回数












2 Responses to “2013 tour anatomised”

匿名 さんのコメント...
2014年1月11日 12:29

本年もよろしくお願いいたします。
昨年よりこちらのブログにコメントさせていただいておりますJimiです。

ボブディランの日本公演については
初来日公演の武道館から前回のZepp 公演までいずれの公演にも何日間か通ってまいりました。
過去のメンバーではアンプラグドの頃の黒人ドラマー武道館でもスティックを粉々にしてドラムを叩いていました。あとラリーキャンベルのギターも良かったです。
現在のメンバーではチャーリーのギターは素晴らしいと思います。

今回も東京公演には全て行きたい気持ちではいますが新年度にぶつかってしまいますので4日と8日だけはチケットの手配をしました。
秋のツアーのように曲が固定されてしまうのか不安もありますが
ボブディランの公演については一度見たら二度行きたくなる魔力があります。
ストーンズは見なくてもどんな内容かわかりますがディランはその場にいないと体験できない本当に一期一会のステージだと思っております。

最後にこちらのブログ様
いつも最新の情報をありがとうございます。
こちらのブログはボブディランファンにとりましては
教科書のような存在です。
今年もよろしくお願いいたします。

Jimi


smz さんのコメント...
2014年1月12日 8:06

いえいえいえいえ、そんな大それたものではありません。

ウィンストンは、自分がヘビーメタルドラマーと呼ばれてる事をちょっと気にしてましたね。それと、ヴァン・モリスンがウィンストンが居るのを知っててわざとディランに「あのドラマーはやめておけ」と言うのを聞いて、かなりショックを受けたとも言ってました。勿論ディランはそんな事に耳を貸さなかったですが。

Jimiさんいつもコメントありがとうございます。そして今年もよろしくお願いいたします。


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