Mieux que quiconque, vous incarnez, aux yeux de la France, cette force subversive de la culture qui peut changer les gens et le monde
今年の5月、ジョルジュランからディランの叙勲が拒否された。ジョルジュランだけでなく極右政党の党首などもディランの叙勲に反対した。ディランを推薦したフィリペティ大臣は「それは修正するべき」そして「それがフランスには良いことだ」と言い、結局ディランの叙勲が決まった。それに対しディランは、勲章を受けるとも何にも公表しないままだったが、今月フランス パリ公演二日目 (13日)に章を受けた。
ジュルジュランとフィリペティの対立は、(サルコジの)旧体制と(サルコジからの脱却をはかる)新体制の対立…のようなものとも言われたが、現役大臣の要請を反故にするのも…果たして、ジュルジュラン氏はディランが左翼の親玉とでも思っておられたのだろうか…ディランがあの名将シュワルツコフ将軍とマブダチだとあれほど言ったのに…ジュルジュラン氏(元フランス統合参謀総長)がそのことを知っていれば、このようないざこざは起こらなかっただろう(笑)…。
13日のセレモニーには、30名ほどのゲストと20名ほどのランダムに選ばれたディラン・ファンがいたようだ。また文化・通信省のサロンに入るとき、そこに居たユーゲス・オーフレイ(Hugues Aufray)にディランは手を振った。
※上の動画の白髪のサングラスの男性。ちなみにこれはイタリアのTV。
フィリペティ大臣はセレモニーで「文化の力で人々や世界を変えることができると示した」とか「正義と独立を求める若者たちの英雄」などと語った。
また、BBC の Hugh Schofield によればディランは明らかに不機嫌(uncomfortable)な様子だったようだ。そしてディランは、一言「光栄に思い、感謝する (I am grateful and proud)」とだけ言ってその場を去った。
セレモニーには、カメラが全く無かった。ディランからの要請で基本的に「No Media and No Cameras」。まぁプライヴェート・セレモニーのような感じ。
セレモニーの後、何かと話題の多いクリスチャーヌ・トビラ司法大臣と非公式に会った。大臣はその後Grand Rexでディランの公演を見た。
まぁ何はともあれ、ディランは自腹(168.50ユーロ)で勲章を買って、無事にそれを付けて貰ったようだ。
▼Bob Dylan joins Légion d'Honneur (The Connexion France)
▼France awards Bob Dylan Legion of Honour (BBC)
→ レジオンドヌール勲章
※海外を含め多くの報道でシュヴァリエ Chevalier(5等)の受章となっているが、オフィシエ Officier(4等)の誤りだろう。
A. Filippetti a remis les insignes d'Officier de l'ordre de la Légion d'honneur à Bob Dylan
A. Filippetti a remis les insignes d'Officier de l'ordre de la Légion d'honneur à Bob Dylan pic.twitter.com/xUA59wcB8m
— Ministère CultureCom (@MinistereCC) November 14, 2013
ちなみに、ポールもオフィシエだ。
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