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(UPDATE 2) The Cutting Edge 1965-1966: The Bootleg Series Vol. 12







はい、毎度毎度突然だが『ザ・カッティング・エッジ1965-1966:ザ・ブートレッグ・シリーズ第12集』の発売がアナウンスされた。

今回は日本のソニー・ミュージックも本国と足並みを揃え、同時にアナウンスをしている。なのでソニー・ミュージックのホームページを見ていただければ、プレスリリースの日本語訳等、製品の詳細を日本語で見ることが出来る。

Sony Music Entertainment (Japan)


Posted by Legacy Recordings JP on 2015年10月5日




製品の形態は、CD2枚組「ベスト」、6枚組「デラックス・エディション」、18枚組「ウルトラ・デラックス・コレクターズ・エディション」、アナログLP3枚組(CD2枚組と同内容)となる。このうち国内販売は「ベスト」、「デラックス・エディション」の2形態が発売されるようだ。発売日は海外が11月6日、国内が11月11日。

「ウルトラ・デラックス・コレクターズ・エディション」は5,000セット限定で、bobdylan.comのみでの販売となる。
Track Listing


BEST OF(CD2枚組)


SICP-30597~8  
日本盤:BSCD仕様/対訳付/英文ブックレット完全翻訳日本版ブックレット付
ザ・ベスト・オブ・カッティング・エッジ1965-1966(ブートレッグ・シリーズ第12集) ¥3,888($19.98/US)(Amazon)


BEST OF(LP3枚組)

180-gram 3-LP
The Cutting Edge 1965 [12 inch Analog] ¥13,260 ($99.98/US)(Amazon)




DELUXE EDITION(CD6枚組)

SICP-30591~6
日本盤:BSCD仕様/対訳付/英文ブックレット完全翻訳日本版ブックレット付
ザ・カッティング・エッジ1965-1966(ブートレッグ・シリーズ第12集)(完全生産限定盤) ¥21,600($149.98/US)(Amazon)


・111曲、CD6枚(トータル7時間5分)
・‘Like A Rolling Stone’ コンプリートセッション
・120ページのハードカヴァーブック




COLLECTOR’S EDITION (CD18枚組)

($599.99/US)

・379曲、CD18枚
・180ページのハードカヴァーブック
・CD18枚のハイレゾ音源のダウンロードリンク
・この時期のモノラル録音の45回転オリジナル・シングル9作
・『ドント・ルック・バック』のオリジナル映画フィルム1片


※日本でも100セット限定で販売が決定した。詳細はソニーのウェブで…

ボブ・ディラン『ザ・カッティング・エッジ1965-1966:ザ・ブートレッグ・シリーズ第12集』究極の18枚組ウルトラ・デラックス・コレクターズ・エディションが限定100セットのみ日本でも販売決定!
¥95,000(税込) 

※1965-1966 [Blu-Spec Cd2/Book] Import, Box-Set EUR 310(4万円)
ERに出ていたがどうなんだろう?


Sitting On a Barbed Wire Fence - Take 2


It Takes a Lot to Laugh It Takes a Train to Cry - Take 1


Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again - Take 13


Bob Dylan - Can You Please Crawl Out Your Window? - Take 1


Subterranean Homesick Blues (alternate music video)


はっきり言って曲目を見た時、「こんな寄せ集め、エクステ・シリーズ(著作権延長シリーズ)で出せよ」と思った。最初はそのつもりだったのかもしれない。しかしこれだけメジャー曲のテイク違いがあればそれではもったいない、といことになったのかもしれないし、最初から一石二鳥を狙ったのかもしれない。ならばもう少し丁寧に作ってほしかった。例えば、Like A Rolling Stoneのセッションだけで1冊の本が実際に書かれているのだから、それ相応の扱いがありそうに思うが…それが第一印象だった、まぁ正直ちょっと怒ってたわけでなので全く興味がわかなかった。が、18枚組みの写真みて気が変わった(笑)。

ドント・ルック・バックのフィルム、切り刻むのか…恐ろし、恐ろし(笑)。






New Bob Dylan ‘Bootleg’ to Cover 1965-66 Sessions(NYT)



ローリング・ストーンの最新号に、レヴューが掲載されたので追加する。原文は直ぐにウェブで読めるようになると思う。ていうかコレ↓

Inside Bob Dylan's Massive New Sixties Bootleg Series Trove(RS)

以下は大体こんな感じ的に…




1965年1月から1966年2月にかけてのディラン、エレクトリックの移行期。その最初の3枚、フォークミュージックに別れを告げ、その後の彼自身の方向性を決定づけたアルバム、Bringing It All BackHomeHighway 61 RevisitedBlonde on Blonde。徹底的なアウトテイクのボックスセットはそれらアルバムの舞台裏を明らかにする。

The Cutting Edge は、例えばSubterranean Homesick BluesLike a Rolling StoneVisions of Johanna…などの有名曲の胎児のようなテイクや別ヴァージョンを公開しディランのプラグイン・サウンドの進展の決定的な瞬間を提示している。

アル・クーパー:最初は、殆どの曲が形になっていなかった。

バーズのフォーク・ロックのヒット曲Mr.Tambourine Manが出る半年前に、ドラムスとエレキギターのぎこちなく失敗したヴァージョンを録音しその可能性を彼自身が確かめた。(終わりにドラムスがイラつかせる:The drums are driving me mad と言ってる)

ディランがスタジオで楽しんでる様子がわかる、特にHighway 61 RevisitedSitting on a Barbed Wire Fence ディランは即興でマイケル・ブルームフィールドにシャットアウトし、タイトル・チューンでポリス・ホイッスルを吹いたり手に負えない。

ディランは3枚のアルバムにそれぞれ違ったアプローチをしている。半アコースティックのBringing It All Back Homeを3日で録音している。Gates of Edenのシングル用のテイクも録っている。一方で、Highway 61はかなり多くの時間を使っていがそのプロセスはほとんど混乱している。

アル・クーパー:Highway 61のレコーディグは信じられないくらいに混乱していた。それはプロらしくない状況だった、それは私が曲のエンディングをどう弾いてるかで示されている。Blonde on Blondeはすっかりプロフェッショナルな状況だった。仕事に入るまでにすべての曲がわかっていた。ボブが来る前にバンドに曲を教える事ができた。

Blonde on Blondeセッションは、他の2枚に比べてはるかに多くのアウトテイクをもたらしている、豊かな鉱脈みたいなものが記録されている。歌詞の微調整やワイルドな別アレンジなどを試している。

アル・クーパー:ナッシュビルでは昼ごろスタジオに行き、朝の6時に帰った。でも録音は、その中でわずかな時間だけだった。ある1日は、ボブが詩を書いてる間の6時間、みんなでピンポンをしていた。



Another Side of Peak-Era Dylan Five revelations from ‘The Cutting Edge 1965-1966’

‘Visions of Johanna’ with the Hawks
ナッシュビルに向かう前にホークスとニューヨークで録音したVisions of Johanna。リリースされたおとなしいヴァージョンに比べテンポが早くアグレッシヴ、しかしながらきらびやかな印象を受ける。

‘She’s Your Lover Now - Take Six’
ディランとホークスはこの不快な破局についての驚くほどビターな曲を19テイクも録音している。「君は、無駄に時を過ごし、灰皿に訊ねている」ディランの刺々しさ。1991年、ブートレグ・シリーズ第一弾で初めてリリースされた曲。「多分、卑劣すぎた」グリル・マーカスが言った。

‘Desolation Row Piano Demo’
The first 10 years of Tom Waits’ career in a two minute song fragment:an alternate-reality version of what one of Dylan’s most sprawling songs could have been, featuring him at the piano delivering the haunting, apocalyptic lyrics over chords that are almost too tender.


‘Like a Rolling Stone - Take Eleven’
2日間のセッションでディランとバンドは、この超有名曲のフルテイクをたったの2つしか録れなかった。
The first is the released version; this is the other, a nearly frantic, off kilter take with vocals that are less commanding and immediate? though the drumming is arguably more exciting.

‘One of Us Must Know (Sooner or Later) ? Take 19’
ピアニストのポール・グリフはディランのエレクトリック・ブレーク・スルーの影のヒーローだ。この無敵のアウトテイクよりクリアーなのはどこにもない。(もし十分でないなら、スーパーデラックスをチェックしてほしい。マスター録音の4トラック全ての独立した音源が聞ける)




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