Pawn Stars Again Again


Isis Magazineのディラン・ダイジェストに5月27日にイギリスでボブ・ディランが出演したPawn Starsが放送される(た)とあった。というわけで、受賞記念というわけではないが.....



ポーン・スターズは、ラスベガスの老舗質屋「ゴールド・アンド・シルバー・ポーン・ショップ」を舞台にしたアメリカ、ケーブルテレビで視聴率No1を誇るドキュメンタリー番組。現在、日本でもCS、ヒストリー・チャンネルで「アメリカのお宝鑑定団 ポーン★スターズ」というタイトルで放送されている。(ディランの回が放送されたのかは知らない)

ディランの放送は、2010年9月20日、セッション3、エピソード20、「Like a Rolling Chum」というタイトルで放送された。この放送のフルエピソードは
Pawn Star's Again

にリンクがある。(そこにも書いてあるが、▶の再生ボタンを押さず、その下の[DOWNLOAD]ボタンを押すことをオススメする)

なお、以下の動画はディランの部分だけ抜き出してある。サーバーの都合で再生するまでに時間がかかるが、ぐるぐると気長にまってるとそのうち再生される。





----- 以下、簡単な内容 ------
店にジェームズという男性が質草にディランのLPレコード「セルフ・ポートレート」が持ってやってくる。ジェームズはセルフ・ポートレートに150ドルを希望したが結局50ドルで質に入れるというか実際は買い取られる。50ドルで買い取った店のボス、リックはこのアルバムにさらなる付加価値をつけようと店の従業員、チャムリーに「やってもらいたい事がある」と彼を呼ぶ。

リック:チャム、ボブ・ディランがコンサートのためにベガスに来ている。お前はこのアルバムを持って彼の元へ行きサインを貰ってきてほしい
チャムリー:わかった
リック:出来たらここに書いてもらってくれ、いいか? 勿論それなりの礼はする
コーリー:うちは他に48人も雇っているのに、どうしてチャムに行かせるんだ、きっとダメにするぞ

とリックの息子コーリーに言われるがチャムリーは「出来るよ」と言ってディランを探しに町に出た。ボブ・ディランを見なかったか? と、通行人にたずねながら歩いていると、突然、ほげほげーとディランが現れた。「あっ! あそこにいる」とチャムリーはディランに駆け寄った。

チャムリー:ヘイ、ディランさん。調子はどう?
ディラン:OK
チャムリー:サインがほしいんですけど.....これ、あなたのアルバムですね
ディラン:Yeh Yeh Yeh これ見たことあると思うよ.....でも、ペンを持ってないよ
チャムリー:僕が持ってます
ディラン:OH....Oh....どうやって(私を)見つけたんだい?
チャムリー:公演でここに来てるって知って、あなたを探してここら辺をうろちょろしててみつけたんです。僕はラッキーです
ディラン:そう思うよ
チャムリー:チャムリーって書いてもらえますか
ディラン:OK

無事、サインを貰い意気揚々と店に帰ってきたチャムリー。

チャムリー:やったよリック、ボブ・ディランのサインを貰ってきたよ
リック:見せてみろ
チャムリー:ほら、「チャムリー江、ボブ・ディラン」
リック:ふざけてるのか?
チャムリー:違うよ、サインだよ、僕の名前とボブ・ディラン
リック:ボブ・ディラン、ボブ・ディランだけでいいんだよ。誰が「チャムリー江」って書いてるアルバムを買うんだ?
チャムリー:多分、他のチャムリーが買うよ
リック:この世の中にどんだけチャムリーがおるねん

とリックが急に大阪弁になると、BGは残念な音楽になり、チャムリーは申し訳ない、と謝るがリックは、「お前が待って帰れ」とチャムリーにアルバムを引き取らせた。


PS
今年のUS Fall Tourにマーク・ノップラーがまた同行するそうだ。




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2 コメント

0_Lady_0 さんのコメント…
くだらないことですが、ディランがチャムリーをチャム・リーと中華風にアレンジしてるところが面白かったです。
smz さんの投稿…
そうですね。別のエピソードでも店が名刺を作ってくれるのですが、その名前がチャム・リーになってて彼はふてくされて、客に名刺を配りまくっていました。

0_Lady_0 さん、コメントありがとうございました。