2011年8月28日

スーパーファンにならないで

2011年8月28日



先週、ボーイフレンドのデイモンと彼の友人デイビッドと一緒に車でボブ・ディランのコンサートに行くためにアズベリー・パークへ行った。




ドライブ中、デイビッドに1990年に初めてディランのコンサートに行った時の事を話した。その時わたしは14歳だった。「ライク・ア・ローリング・ストーン」以外は曲名すら言えなかった。

でも、ステージにディランが現れ歌い始めると、深い意味での愛を感じた。私の魂はその鏡を見つけた。私はまだランボーやポードレールを知らなかった。ディランが私に言語表現の限界を初めてわからせた人だった。

コンサートが終る頃にはディランが私の親友だと確信していた。その次の周から1年間、私はディランのテープを山ほど買漁った。そしてエンドレスで聞きまくった。彼の重い詩集を買って週末はそれを熟読するのに費やした。

私は、もしディランがコンサートの観衆の中にいる私を発見したとき、私が最高の友人だと言うことに気づき完璧に理解するだろうという確信に満ちていた。姉はこのクレイジートークにうんざりしていた。

高校、大学を通してディランが私のベスト・フレンドだと信じ続けた。21歳頃になるとその気持が消え始めそのうち完全に無くなってしまった。私は生涯ディランファンであり続けるだろうがスーパーファンに戻る事は無いだろう。

デイビッドはこの話に笑った。彼は私が妄想から抜出してる間に抜出せない人達と話したと言った。




私達は開場の4時間前にアズベリー・パークに着いた。色んなファンのグループが既に列に並んでいた。私達が待っている間にデイビッドは以前のコンサートで知合ったディランのスーパーファンと話しをしていた。




彼は列の最初のほうにとても熱心なファンがいると言った。ベビーブーム世代の人(団塊の世代)、豊かな胸、長い茶色の髪を赤いリボンで結んでいる。彼女は無害で別に他の人から浮いて見える事もなかった。彼女はトリクシー(Trixsee)という名だとデイビッドが言った。

ドアが開き私達は前から2列目に駆込んだ。待ってる間にグループで仲間意識のようなものが出来た。オープニングアクトのレオン・ラッセルの時はおとなしくしていると契約を結んだ。そしてディランのローディー達がステージをセットアップするのを待った。




ボブ・ディランが登場した。するとどこからかトリクシーがぐいぐいと人を押しのけてやって来て私達の目の前にどっかと陣取った。

そのせいでポジションの変更を余儀なくされた幸せな最前列の人達がトリクシーに抗議した。ボーイフレンドと一緒に来ていた20歳くらいの女の子が不法占拠したと怒鳴り始めた。

「彼女が他のコンサートでも同じ事をしたのを見たぞ」若い男が叫んだ「つまみ出せ」

「ボブが私にいて欲しいと望んでるのよ。私はボブとここにいる」トリクシーが叫んだ。

「そしたら何でそこに上がってないのよ」さっきの女の子がステージを指しながら叫び返した。

「そうしたくないから」トリクシーが叫んだ。


一瞬、群衆がトリクシーを押出すかのように見えたが結局そのままの位置で皆が安定した。私達はディランのショーに集中するようになった。




でも、トリクシーは目障りであり続けていた。彼女は尻と大きい胸を振りながら周囲の人達にエルボーを食らわせ、熱狂的に叫びまくっていた。彼女の真後ろにいたデイビッドはちょろちょろする彼女にいちいち対処していた。トリクシーの顔は喜びに光り輝いていたけれどデイビッドは暗くいらついていた。私は可笑しくなった。こんなに周りの人達から喜びを吸取ることが出来る女の人を初めて見た。

ショーの終りに頃トリクシーの叫び声は頂点に達していた。

「Yeah, baby! Yeah, baby! Yeah, baby!YOU'RE MINE!!!!」

彼女の周りにいた客は、もはやあきれたようにお互いに目をグルグルと回していた。私はトリクシーが、地球上で最もいかれたディランファンだと確信した。

アンコールの時、ブロンドのかわいい30歳くらいの女性が人を押分けてステージの前までやってきた。彼女はデイビッドに「あなたの前に立ってもいいですか」と言った。デイビッドは「もちろん」と答えた。そして「あなたが彼女にエルボーをかますのなら」とトリクシーを指した。ブロンドの彼女はそうすると誓った。

彼女はビニール袋から丸められリボンで慎重に結ばれた1枚の紙を取出した。

「私はボブのために5冊のノートを書きました」彼女が叫んだ。

彼女は1冊目のノートをステージに放り投げるために腕を曲げたが、ディランは全く彼女を意識していなかった。私達はディランにアピールした。彼はようやくこちらに気づいて、ちらっと見た。

「I want him to see me!」彼女は叫んだ「I want him to see me!」

ディランがおおよそ彼女のやってることを見たとき、最初のノートをステージに向って高く放り投げた。そして「そこには私の電話番号が書いてある」と彼女は叫んだ。




コンサートが終って私達はトリクシーやブロンドの女性の異様な行動について話した。

ボブ・ディランのコンサートを台無しにしてしまうほどのパワーを持つトリクシーに興味が湧いて次の日デイビッドがディランファンにメールを送った。ほとんどの返事は「トリクシーはファンの中でも最も最悪。うるさく強引で思いやりもなく他のファンの楽しみをぶち壊した」というような内容だったが1つだけ違う事が書かれたメールがあった。そのメールには、トリクシーの本当の過ち.....ディラン自身を信奉者から追払ってしまった事が書かれていた。

ある時ディランがファンと話すために出てきた。その中にトリクシーがいた。トリクシーがディランに「赤ん坊のように母乳を飲んでいるのか」と尋ねた。ディランは「それがファンと話したくない理由だ」と言って急いでその場から立去った。

BobDylan likely doesn't look at his super fans and see himself reflectedin them. He doesn't look at them and see lifelong best friends orfuture lovers. He looks at them and sees people who know his voice, whoknow his words. But he doesn't know their voices; and he certainlydoesn't want to know their words. And, perhaps sadly, neither does anyone around them.

Mary Pauline Lowry


Don't Be a Bob Dylan Superfan! (HuffPost News)
※訳は参考程度に





随分と前の話しだが喜多郎のコンサートの最前列に変な民族衣装のようなものを着た人がコンサートの間中ずーと時折手を合わせて拝みながらこんなことをやっていた↓





もの凄く迷惑なんだが....もうなんだか圧倒的な雰囲気があって誰も何も言えないというか、まぁ喜多郎と言えば他にも話しがあるがまた次の機会に....

ジャニーズの追っかけをしてる人達と話しをした事があるが、ただただ感心するばかり。この人達はわざと人気のない人の追っかけをやってるという人達だったが、こんな生活はは早くやめないといけないと言うのが口癖な人達だった。

追っかけも沢田研二クラスになると落着いたものだ。昼、夜の2回公演の場合は昼の部が終ると一旦ホテルに帰り昼とは違う服に着替えて夜の公演にやってくる。そして食べもしないのに豪勢な弁当も持ってくる.....


そしてこの人
リビア:ライス前米国務長官のアルバム発見 大佐がファン(毎日)

いやぁずーと「私の愛するコンディー」とか言ってたけどマジでアルバムあったのか(笑)。それも寝室に.....確かに気味悪い。

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