ポイするディラン



今日は、アマゾンから2つのスペシャル・オファーが届いているので、特別に皆さんにご紹介しよう。



まずはこちらの商品

Bob Dylan Hand-Signed Series--Set of 7 Hohner Marine Band Harmonicas


ホーナーのマリンバンド・ハーモニカセットだ。

セットは、C,G, D, F, A,Bの6つのキーとボブ・ディラン本人が実際に演奏しそしてサインしたEのハーモニカが、象徴的なアイロゴの刻印が施された漆黒のボックスに収められている。ボックスを開けば世界的に有名な写真家ダニエル・クレイマーによって撮影されたボブ・ディランの写真がその裏側に埋込まれている。そしてこれが、本物であることを証明するホーナー社の手紙も含まれる。このセットは全世界で25セット限定での販売だ。

気になるお値段は、2万5千ドル。日本円で約225万円。

もうこれは高いとか安いとか言ってる場合では無い。車を買うかハーモニカを買うか、或は豪華客船で世界一周の旅に出るかハーモニカを買うかという話しなのだ。昼食をカップ麺にするか親子丼にするかで悩んでいる人は近づいてはいけない。



尚、どーしてもサイン入にのハーモニカだけがほしいという方のために、特別にサイン入ハーモニカを単体で100個、販売する。


Bob Dylan Hand-Signed-Series Hohner Marine Band Harmonica

こちらは5千ドル、日本円で約45万円だ。




If Not For You


この映像は、ディランがいつものようにほげほげとハーモニカを吹いていてついにほげほげのまま終ってしまいそのあまりにものほげほげぶりにディラン自らが恐れおののき思わずハーモニカをポイした.......のではない。この時ディランは、ホーナー社のために計125個の使用済ハーモニカを一生懸命生産していたのだ。その証拠にポイされたハーモニカをすぐさまスティーブ・ジョブスのような人物が回収している。彼はホーナー社から派遣された専属の回収要員なのだ。

このディランの涙ぐましい努力を聞いたファンならばもう買わずにはいられないだろう。だがしかし何と言っても高価なのも確かな事だ、ならば既に購入した人達からの意見を聞いてみよう。

「最初、225万円は高すぎると思った。もっと安くてよかったし一つだけで良かったんだ。でも気づいたんだ、このセットを一つ買えば全部のキーが揃うじゃないかってね。でもまさか自分がこんなボブ・ディランを象徴するような物を持つ機会を得るなんて思いもしなかったよ。このセットは彼の音楽と同じく時の試練に耐えうるものだ」
By J. Kendrick

「俺の仲間(奴は俺と同じような銀行...バンク・オブ・アメリカのような銀行で貸付け<モーゲージ>担当をやっている)が、1年前に奴の甥のためにこのセットを手に入れたんだ。すごく気に入ってた。俺の今年6歳になる息子もハーモニックをほしがったんだ。それで取りあえずボーナスが入った(TARP<不良資産救済プログラム>に感謝!!)。まぁ若干の小銭が手に入ったんでリトル・ティミーのためにこのセットを手に入れる事を決めた。セットが届いた。広告どおりの素晴しいパッケージで息子も俺の嬉しかった。ティミーは大喜びしてハーモニカを吹きながら大邸宅の回りを走り回ったよ」
By D. Artz (Austin, TX USA)


このハーモニカセットはご存じの方も多いと思うが、2008年ホーナーとディランのコラボレーションとして発表されたシグネイチャーモデルを記念して発売されたものだ。

HOHNER & BOB DYLAN(Hohner.Inc)


以前、紹介したGOTTA HAVE IT(The Rock & Roll Auction)ではサイン入のハーモニカは1,000ドルでスタート2,342.40ドルで落札されている。2,300ドル、約20万7千円だ。


シグネイチャーモデルはボブのストアにもあるので遠慮せずに買っていってほしい(笑)。それとスティーブ・ジョブスのような人物とかは勿論フィクションだから....たまに「へーそうなんだ」って信じる人がいるので....(苦笑)。


さて、次のスペシャル・オファーはこれだ

Crosley Radio CR6005A-MA Tech Turntable (Mahogany)


クロスレーのラジオ付レコードプレイヤーだ。70年代を意識した木目調のレトロデザインが懐かしい。これでディランのレコードをかけると思わずハミングしてしまうそうだ。写真を見る限りもはやメイド・イン・チャイナを遙かに通り過ぎメイド・イン・火星とかメイド・イン・(V)o¥o(V)星人とか言っても「へーそうなんだ」って信じてしまいそうな素晴しい出来映えだ。

さっさとコメントを見てみよう。

「この製品は安い作だ、箱から取出して10秒で部品が壊れた。写真ではわからないかもしれないが、レコードをかけながらダストカバーを閉じる事が出来る。しかし土台が十分に大きくないためにレコードがはみ出してしまう、そのためにダストカバーがカットされている。レコードをかけると酷くきしむような音がやまなかった。私は即座に箱にしまって送り返した。とてもがっかりさせられた」
By Lea (Kansas City, MO USA)

10秒で壊れたって(笑)......期待通りのコメントに感謝する。おかげで10分くらい笑わせてもらった。合計で7つのコメントが寄せられているがその内6個までがこんな感じだ。1つだけ擁護しているコメントがある。クロスレー社の人かもしれないがちょいと怒りぎみにもみえる。曰く「お前等、マニュアルをちゃんと読め!!俺のはスムースに動いてるぞ。音も満足している。安物しか買えない奴はコレを買え。確かに音はそんなにでかくない、だったら外部スピーカーに繋げ、そのためのステレオ・アウトだってついてる」

まぁマニュアルをちゃんと読めという以前に聞いて見たいことがある


それは
「おまいら、本当に買った奴は手をあげてみろ!!」


つーか、あんまり、おもろく無かったな(苦笑)。でもIf Not For You は良かったな。機嫌良くギター弾いてたなぁ。クロスレー社は大正時代からラジオを作ってる由緒あるメーカー。

Crosley Radio

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