リヴォン・ヘルム、ツアー始る


1998年、リヴォン・ヘルムは、喉頭ガンを宣告される。摘出手術を勧められるも、彼は手術ではなく、つらい放射線治療を選んだ。放射線治療の結果、ガンは取除かれたが声帯を酷く痛め、力強いテナーヴォイスはしわがれ声に変ってしまった。


声が出なくなった後もドラムやマンドリンなどの演奏を続け、時おり娘のエイミーと共にパフォーマンスも行った。エイミーは、父親の精神的な支えとなった。1999年には、リック・ダンコが56歳で亡くなり、結果、ザ・バンドも解散となる。

その後、声は奇跡的に回復した。再び力強く歌えるようになったリヴォンは、ウッドストックの自宅スタジオでのライブを考えた。リヴォンのスタジオはとても大きく、ステージと暖炉、沢山の座席がある。

2004年、最初のミッドナイト・ランブル・セッションが開かれた。その後ミッドナイト・ランブルは、エミルー・ハリス、ドクター・ジョン、ジョン・セバスチャン、アラン・トゥーサン、エルビス・コステロ、ドナルド・フェイゲン、ノラ・ジョーンズなど多くのゲストを招き定期的に開催されている。

2007年には、25年振りのスタジオ・ソロ・アルバム「DirtFarmer」をリリース。ディランのバンドでギターを弾いていたことでも有名なラリー・キャンベルがプロデュースを担当。このアルバムは2008年、ベスト・トラディショナル・フォーク・アルバムとしてグラミー賞を獲得する。

2009年にも同じくラリー・キャンベルのプロデュースで「ElectricDirt」をリリース。今年のグラミーでボブ・ディランの「トゥゲザー・スルー・ライフ」を押えベスト・アメリカーナ・アルバムを受賞した。現在ラリー・キャンベルは、リヴォン・ヘルム・バンドのギタリストとしてツアーに同行している。

今年の5月で70歳になるリヴォン・ヘルム、まだまだ元気だ。
映像で見るリヴォン・ヘルムは本当に楽しそう。

LEVON HELM RAMBLE AT THE RYMAN | The Weight | PBS
YouTube



02/13 Woodstock,NY Midnight Ramble
02/20 Woodstock,NY   Midnight Ramble
02/26 Montclair,NY The Wellmont Theatre
02/27 Atlantic City,NJ Harrah's Resort
03/05 Ithaca,NY The State Theater
03/06 Woodstock,NY Midnight Ramble
03/13 Woodstock,NY Midnight Ramble
03/20 Woodstock,NY Midnight Ramble
03/27 Woodstock,NY Midnight Ramble
04/09 Westhampton,NY  Westhampton Beach Performing Arts Center
04/22 Fayetteville,AR The Arkansas Music Pavilion
04/24 Robinson,MS   Horseshoe Casino
04/25 New Orleans,LA Jazz and Heritage Festival
07/21 Vienna,VA Filene Center
07/24 Floyd,VA Floydfest
07/29 Canandaigua,NY  Marvin Sands Performing Arts Center
08/05 Alberta,Canada Southern Alberta Jubilee
08/06 Alberta,Canada Edmonton Folk Festival

コメントを投稿

0 コメント