2010年2月5日

フレッド・バルスの挑戦

2010年2月5日


examiner.comでほぼ毎日、ボブ・ディランの記事を書いているハロルド・レピドゥス(Harold Lepidus)氏が、「テーマ・タイム・ラジオ・アワー(Theme Time Radio Hour)」の本を執筆しているフレッド・バルス(Fred Bals)氏にインタビューを試みた



ニューハンプシャーに住む作家むフレッド・バルス氏は、ディランのファンには名の知れた人物だ。彼のブログ「ドリームタイム」はディランの衛星ラジオ番組テーマ・タイム・ラジオ・アワーの解説を3年間に渡り書き続けた。バルス氏は、現在、ドリームタイムで書いてきた事をベースに「ナイト・タイム・イン・ザ・ビッグ・シティー(Night Time in the Big City)」というタイトルで本をキックスターター(Kickstarter)で資金を集め出版しようとしている。


以下はそのインタビューからの抜粋です。



テーマ・タイム・ラジオ・アワーの本について聞かせてほしい


本の出版というのは大抵複雑な経緯がある。「ナイト・タイム・イン・ザ・ビッグ・シティー」もそうだ。2008年の終りから2009年の始めにかけて、ドリームタイムのファンの人達と別のプロジェクトで会っていた。残念ながらそのプロジェクトは実現しなかったが何か別のプロジェクトで一緒に仕事をする機会がないだろうかと思い「ナイト・タイム・イン・ザ・ビッグ・シティー」の書籍化を提案した。しかし彼らは私が本を書くことに興味をしめしてくれなかった。それで自分自信でやることにした。

よく「直接ディランにドリームタイムや本のことを話したことがあるか」と尋ねられるが答は「No」だ。それはディラン・ワールドでやるやり方ではない。例えて言うなら「オズの魔法使い」だ。ドロシー達がエメラルドの都に入ろうとして門を叩く。すると門番が出てきて「用は何か」と尋ねてくる。「魔法使いに会いたい」と答えると門番はある時は「Yes」と答えるが、ある時は目の前で門がバタンと閉じられる。

残念なことだが、番組に関わった人達は、書籍化に対して私と別の意見を持っていた。それを変えることは出来なかった。彼らは自分達が番組を神格化させるために払ってきた努力 --- アバナシービルのスタジオBでボブ・ディランがレコードをかけ、音楽について話したという信じられない出来事 --- を事実で汚したくなかった。私は本当の事が書きたい。ディランがラジオを通じて短期間のうちに非凡な人達を復活させたマジックについてだ。

プロデューサーのエディ・ゴロデツキー(Eddie Gorodetsky)に短い時間でもいいから直接ディランにインタビューしたいと申込んだが、スタジオBの扉はついに開くことは無かった。幾人かのXMラジオ内の人と話しをするチャンスがあったが、彼らも良く思っていないようだった。それはとても残念な事だ。彼らが関わってくれたら本はもっと良くなったかもしれない。しかしベストは尽した。皮肉に思うかも知れないが、私はテーマ・タイム・ラジオ・アワーに対して、本当に子供のような一人のファンにすぎない。だからもし彼らが「これは書いてもいいが、これはダメだ」と言ってきたら多分それに従うだろう。

いずれにせよ、「どのようにテーマ・タイム・ラジオ・アワーはプロデュースされたか」というセクションは本の中では小さいパートだ。そんな話しよりディランがアレクサンダー・ポープを引合いにだしてマディ・ウォーターズを語る事の方が面白い。

あなたの出版に関する周りの反応は?


ボブ・ディランファンのコミュニティーや番組のファンからは多くの興味とサポートを得た。でも彼らの反応は、伝統的なマーケティングを行っている出版社の耳には届かない。勿論、この本の筆者はボブ・ディランでもない。出版社の反応は「ほとんど読者がいない」という感じだった。まぁそれは正しい。時間と努力が無駄になりそうに思えたので、自費出版に投資するつもりもなかった。それでこの原稿はこれまでにして次のステップに進もうと考えた。ハンク・ウイリアムスとV.D.ラジオについての本を書くつもりだったのでその本にとりかかった。


なぜ「キックスターター」を使ったか? どうすれば助けられる?


私がまだ本のエージェントを探していた頃、偶然見つけた。でもマイカジャ・ライアン(Micajah Ryan)のプロジェクトを見るまでは忘れていた。マイカジャは、スタジオでディランと共に過した経験を本にするために投資を募っている。彼がプロジェクトを成約させてやがて本が書ける事を願っている。私は手元に書終えた原稿があったのでそれをキックスターターに送った。そして認められた。

キックスターターは、クリエイティブアイデアへ投資するためにクラウドソーシングを使った小さなチャンスがアイデアを現実にする優れた方法だ。自分の立場から言えばキックスターターは2つのメリットがあつた。1つは、出版資金を得ること。私は色々考えた末、出版するために5,000ドル必要だと思った。もう1つはマーケティングだ。

エージェントが本の筆者がボブ・ディランではないから「ほとんど読者がいない」と言った。私もそれに同意した。いや違うかも知れない。もし90日で5,000ドル集められたらそれなりにマーケットがあると言うことと同時に本は出版する価値があるものだと私は判断する。この1週間で既に目標金額のの10%を達成した。5,000ドルは可能だと思っている。

もし、私の書いたものが気に入ってくれたり興味を持ってくれて何か貢献出来そうだったらキックスターターに来てほしい。私の感謝以外に何かお礼を手に入れる事が出来る。例えば30ドル寄付してくれたら「ナイト・タイム・イン・ザ・ビッグ・シティー」が出版されたときに1冊プレゼントする。2010年の終りには出版したいと思っている。75ドル寄付してくれたら本に、ドリームタイムでポッドキャストした62すべてをつける。

直接貢献出来ない人は宣伝してほしい。ウエブでも友人でもいいからみんなにこのことを知らせてほしい。そしてドリームタイムはいつでもフィードバックを楽しみにまっている。コメントでも質問でもいいメールを待ってる。

Thanks!


----

マイカジャ・ライアン
レコーディング・エンジニア。"Good As I Been To You" と "World Gone Wrong" でディランと仕事をしている。ライアン氏はキックスターターの説明文でこう書いている「この2枚のアルバムはたったの3人しか関わっていない。ボブ、デビー・ゴールド(プロデューサー)そして私。思い出はおかしくて、悲しくて、啓発的でそしていかれてる」


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